~ 2025年5月12日に展示終了しました ~
大変貴重な深海性ハナダイの仲間「イッテンサクラダイ」を展示しました。
イッテンサクラダイ(Odontanthias unimaculatus)はハタ科ハナダイ亜科イッテンサクラダイ属に属する海水魚で、水深200m前後の比較的深場の岩礁域に生息しています。釣りや底引き網での採集は可能であるものの、浮上する際の圧力変化に弱いため、生きた状態で陸上に揚がることは非常に稀です。
この度、当館館長が展示生物の採集中に偶然釣り上げた個体が、奇跡的に生きた状態で水族館までやってきました。普段はなかなか見ることができない珍しい種なので、多くの方に見ていただき、鮮やかな体色や特徴、生態の魅力を伝えていくことができたらと思います。この機会にぜひご覧ください。※生物の状態により、予告なく展示を中止する場合があります。
【展示生物】
イッテンサクラダイ
Odontanthias unimaculatus 1個体
【展示期間】
2025年5月1日(木)~
※繊細な生物のため、短期間の展示になる可能性があります
【展示場所】
館内 眺めるNAGAMERU 常設水槽「深海の入り口」水槽
【生物情報】
深海性ハナダイの仲間で、国内で5種確認されているイッテンサクラダイ属の1種。背ビレ第3棘の先端に黒斑の鰭膜があることが特徴で、和名の由来にもなっている。水深200m前後の岩礁帯に生息しており、生きた状態で見られることは非常に珍しい。
「イッテンサクラダイ」の展示は終了しました(5/12)ご理解とご了承のほどよろしくお願いいたします。