放任竹林から伐採した竹にデザインを施し、LED電飾で装飾した和風のイルミネーション。
Projectチーム「アカリノワ」
静岡市で荒廃竹林問題を解決するために活動する有志たちによるプロジェクトチーム。竹あかりの制作を通じて、良好な生態系(環)、里地里山での人と自然の共生(和)、そして周辺の自然とつながり(輪)を取り戻し、後世に伝えることを目的に活動しています。
静岡市が取り組んでいる「放任竹林対策推進事業」の一環として、伐採した竹を用いて作成した竹照明「竹あかり」をスマートアクアリウムの館内に展示し、放任竹林問題の普及啓発を行います。
近年、手入れをされていない放任竹林が増えています。放任竹林では、竹が高密度で生育するため、林床に光が届かず、草木が枯れ、生態系に悪影響をもたらします。竹は深さ30㎝程の浅い場所に、横向きに根を張るため、土手を崩し、雨が降ると竹林ごと斜面を滑り落ちる土砂災害を引き起こしてしまいます。
このような状況の中、静岡市では放任竹林を回復させるため、100を超える里山保全団体がボランティアとして竹林を整備し、整備で発生した竹の廃材を再利用する取り組みもされています。
展示する竹あかりは、測量技術を応用した緩和曲線・数列を用いて描かれた模様が特徴の美しい照明で、地元団体であるProjectチーム「アカリノワ」(代表:大村大輔氏)に展示協力いただきます。
あわせて、静岡市の協力により、放任竹林問題や活動内容をパネルで解説し、竹の根の実物や、再利用された竹細工なども展示します。里山の自然を守り、持続可能な未来を目指すために私たちに何ができるのかを考える一助となる企画となっております。ぜひお越しください。
・開催日時:2024年10月26日(土)~12月25日(水)
・展示場所:「和む」エリア
・観覧料:無料 ※入場料は別途必要です
・展示内容:
放任竹林から伐採した竹にデザインを施し、LED電飾で装飾した和風のイルミネーション。
静岡市で荒廃竹林問題を解決するために活動する有志たちによるプロジェクトチーム。竹あかりの制作を通じて、良好な生態系(環)、里地里山での人と自然の共生(和)、そして周辺の自然とつながり(輪)を取り戻し、後世に伝えることを目的に活動しています。
静岡市環境共生課に協力いただき、土砂災害を引き起こす原因となる竹の根の実物をはじめ、伐採後の竹を肥料などで利活用するために破砕した「竹チップ」、「竹粉」や竹をいぶした作品、地元企業が放任竹林対策として開発した商品などを放任竹林問題が良く分かるパネルと併せて展示します。
静岡市では、良好な里山環境の整備及び生物多様性の保全を図るため、放任竹林対策推進事業を実施する団体に対して、消耗品の支給や補助金の交付、伐採後の竹を処理するための竹破砕機の貸出などをしています。伐採された竹は、門松・竹灯籠などの竹細工として加工や、肥料として使われる竹チップへ生まれ変わるなど、様々な方法で再利用されます。